| このページでは、よく耳にする疑問や質問に答えていきます。あたまに関する疑問などがあれば、nouge@hada-clinic.com へメールを送っていただければ、随時このページでお答えしていきます。 | |||||||
| ◆ 子供が時々、頭を痛がるんですが?
◆ 脳が萎縮していると言われました、どうしたら良いのでしょうか? ◆ 花粉症がひどく頭痛がします、頭痛薬で様子を見ていてもいいですか? ◆ 頭痛が続くのですが、放っておくと大変なことになるのでしょうか? |
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子供(特に小学生)の頭痛で一番多いのが、風邪・蓄膿・中耳炎などに伴うものですが、時に脳腫瘍が見つかる場合があります。子供の脳腫瘍は頭痛以外の症状が出にくいため、頭痛を繰り返す場合には注意が必要です。当院でも、年に1-2例の脳腫瘍が見つかっています。 名前が奇妙な病気はいくつかありますが、脳外科領域ではモヤモヤ病が1番有名でしょう。詳しい説明は、ウィリス動脈輪閉塞症と検索していただければ、いくらでもヒットすると思います。 ◆ 脳が萎縮していると言われました、どうしたら良いのでしょうか? MRIを行っていると、脳の萎縮はよく見かけます。人間は年齢とともに老いていくものであり、脳も例外ではありません。年齢が進むにつれ、脳も小さくなっていきます。しかし、脳の機能は大きさで評価されるものではありません。実生活で支障が出ていないのであれば、なんら気にすることは無いと思われます。 ◆ 花粉症がひどく頭痛がします、頭痛薬で様子を見ていてもいいですか? 春先になると、花粉症による頭痛の患者さんが増えてきます。花粉症も程度はさまざまで、鼻の粘膜の炎症だけであれば問題はありませんが、頭の深い部分に蓄膿を起こしているとさまざまなタイプの頭痛が出てきます。この場合、通常のレントゲン検査では診断が難しいのですが、MRIであれば簡単に診断がつきます。特に脳に接する部分の蓄膿は、ひどいときには手術が必要となることもあります。頭痛を伴う花粉症の場合には、頭の検査もするようにしたほうが良いと思われます。(当院では、診断とともに治療も行っています) 脳神経外科医は頭しか見ないことはありません。脳の病気は全身に症状が及ぶことが多く、高血圧・糖尿病・高コレステロールなど成人病の治療や花粉症や排尿障害の治療などさまざまなことを総合的に行っています。もちろん、風邪やインフルエンザの治療も行っています。 脳梗塞は、脳の血管が詰まってしまい脳細胞が死滅するために起こる病気です。そのため、脳のどの部分がキズつくかで症状が変わります。 脳卒中は脳梗塞・くも膜下出血・脳出血などをひっくるめた呼び方です。脳梗塞・脳出血には明らかな遺伝は認められていませんが、くも膜下出血は遺伝する傾向があります。 くも膜下出血は突然死の原因となりますが、出血するまではまったくの無症状です。そのため、身内にくも膜下出血の方がおられる場合には、必ずMRI検査を脳神経外科医は勧めます。 また、脳梗塞や脳出血も直接の遺伝はありませんが、その原因となる生活習慣や高血圧などを受け継ぎ、身内の間で発生が増えることがあります。高血圧・コレステロールの上昇がある場合には、一度脳のチェックをお勧めします。 ◆ 頭痛が続くのですが、放っておくと大変なことになるのでしょうか? 頭痛の原因にはさまざまなものがあります。ほとんどの頭痛は、痛み止めで様子を見ていても問題ありませんが、時に脳腫瘍や脳出血などが原因になっていることがあります。症状だけから良い頭痛なのか悪性の頭痛なのか見分けることは困難ですが、大体の目安として以下のような場合には脳神経外科を受診されることをお勧めします。 突然、激しい頭痛がした場合(夜間に頭痛で目が覚めるなど) 慢性頭痛に痛み止めを使っていたが、効きにくくなった場合 激しい頭痛ではないが、数日間持続する場合 吐き気やめまいなど他の症状を伴う場合 1−2ヶ月前に頭を打撲したことがある場合 もの忘れは大変気になる症状なので、MRIを撮った方の多くはこの質問をされます。記憶のメカニズムは完全には解明されていませんが、側頭葉や前頭葉の一部が記憶に関係していることはわかっており、アルツハイマーの方ではその場所の萎縮が多く見られます。 また、痴呆の原因にはいくつかあり、中には手術で劇的に改善する病気が隠れていることがあります。こういった病気はなかなか診断が難しいため、もの忘れがある場合には脳神経外科の専門医に診てもらうことをお勧めします。 結論としては、「ある程度は予測することができる」ということになります。 めまいは、脳神経外科を受診される方の症状の中で、頭痛に次いで多い症状です。めまいにはさまざまな原因がありますが、耳と脳が原因のほとんどを占めます。時には、急性の脳梗塞や脳出血が隠れていることもあり、MRIは行うべき検査のひとつになります。 ◆ 子供のころひどく頭を打ったのですが、後になって症状が出てきますか? 頭を打って数年たって後遺症が出てくるということは、まずありません。(ただし、そのとき脳を損傷していたりすると、外傷性のケイレンは出てくることはあります) 気をつけないといけないことは、頭部打撲の1−2ヵ月後に症状が出てくる病気があることです。特に高齢者の方の場合、ほんの少し頭を打っただけなのに(そのときCTを撮って、脳の中が正常であっても)、1ヶ月後に歩けなくなったり、ボケ症状が出たりすることがあります。 慢性硬膜下血腫といって、頭部外傷後1−2ヶ月経過してから脳の表面に血液がたまる病気です。症状が出てしまうと、手術をしないと命にかかわることもあります。中高齢者の方が頭を打撲した場合には、必ず脳神経外科でCTチェックするようにしてください。 どちらも、頭の断層を観察するための検査機械です。 CTは放射線を利用し、MRIは磁気を利用して撮影します。CTが得意なのは、外傷や出血性の病気です。MRIが得意なのは脳梗塞や脳腫瘍などです。解像度はCTよりMRIが良いため、MRIはより小さな病変を見つけることができます。また、MRIは脳や首の血管を描出することもできるため、症状をまだ出していない血管病変を発症前に確認することができます。くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤は、外来で年に4-5例は見つかります。 これも、よく質問されます。子供のころは皆さん、いつまでも眠れていたと思いますが、年齢とともに睡眠のパターンは徐々に変化し、浅く・短くなっていきます。特に脳卒中などの病気を持っておられる方は、不眠が強く出てきます。そのため、脳神経外科ではさまざまな睡眠薬や安定剤を処方することがありますが、その方の症状に合った薬をゆっくり使用していけば質問のようなことはまず起こることはありません。 しかし、急に強い薬を飲まれたり、別の人に処方された薬を使用したりすると、薬の効果が日中まで残ったりして外見上はボケたように見えることがあります。時間の経過とともに薬の作用が消えれば、出ていた症状も治まってきます。 梗塞という言葉は血管が何らかの原因で詰まってしまい、その血管が栄養を送っていた部分が死んでしまうことを言います。脳の血管でそれが起こると脳梗塞となり、心臓で起こると心筋梗塞になります。そのほかにも、あまり一般的ではないですが、腎梗塞や肺梗塞というものもあります。 脳の細胞が生きていくには酸素や栄養をたくさん必要とするため、血管が詰まってしまうとすぐに症状がでてきます。具体的には、手足のしびれや麻痺といったものです。そのほかにも、言葉が出なくなったり、目が見えにくくなったりすることもあります。 症状が出た人の半数以上は、治療を行っても後遺症が残ってしまいます。 最近の健康ブームで、テレビなどで元気な人のあたまのMRIをとるような番組があります。そういったときに、小さな脳梗塞がたまたま見つかることがあります。そのような小さな脳梗塞のことをいっていますが、正式には無症候性脳梗塞と呼びます。 そういった脳梗塞は症状を出さないことが多く、また症状が出ていたとしても一時的なものだったりします。 脳出血は何らかの原因で脳の血管が切れてしまい、脳の内部に血の塊を作ってしまう病気です。脳出血を起こす原因のほとんどは高血圧によるものです。以前は日本人の脳卒中というとほとんど脳出血のことを示していましたが、現在では高血圧治療が進んだため激減しています。 |
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